事故に遭ったバイクの処分方法

時々街中をバイク買取しているというトラックが走行しているのを見かけることがあります。
そうした業者がよくうたっているのが「壊れたバイク、動かなくなったバイクでも引き取ります」といったような言葉です。

一般の素人の目からすると、全く動かなくなってしまったようなバイクをわざわざ買い取ってくれるなんて不思議だなあという感じがします。
しかし壊れてしまったバイクであっても、部品取りに使用したり修理をしたりすることで十分に乗用に使用することができます。

日本の安全基準では不適合となってしまう故障バイクも、海外の東南アジアなどのバイク需要の高い国に持ち込むことで立派に復活することができたりします。

そうした街中で買取をしている業者の多くは海外へ輸出ができるパイプがあるので、仮に壊れた古いバイクであってもさまざまな利用をしていくことができます。

自分で廃車手続きをするとなると手数料などがかかってしまうところ、買取専門店に依頼をすれば逆にペイバックがあるということもあるので、まず焦って廃車にするのではなく買い取りしてもらえるかを調べてみるとよいでしょう。

街中を流しているような業者だけでなく、通常のバイク買取をしている業者であっても故障バイクや事故バイクを積極的に買い取っていることもあるので、まずは正直に状態を告げて相談してみてください。

事故車や故障車であっても修理が可能ならば買取を受けられる可能性は十分にあります。
ですが既に重要な部品が大きく欠けてしまっていたり、ほぼ鉄くず同然になってしまっているときには廃車のための手続きが必要になります。

買取業者の中には廃車手続きも代行してやってくれるというところがあるためそうしたところに依頼をすると引取無料で廃車手続きを代行してくれるところがあります。
「廃車無料」とうたわれている場合にはあとから廃車にかかる手数料などを請求されることなく、その場で引取をしてもらうことができます。

通常の廃車手続きをする場合には車検証や自賠責保険証など書類が必要となるのですが、水没事故などのあとには書類を紛失してしまっているということもあるでしょう。

書類がなければ引取をしてくれないというような業者もないわけではありませんが、代行して事務手続きをしてくれる業者であれば紛失書類があっても通常通りの契約をしていくことができます。

どうせ壊れているし、どうせ書類がないしといった諦めを最初からしてしまうよりは、まずは一度見積もりだけでも業者に依頼をしてみるとよいでしょう。
既に廃番になっていて部品が手に入らないような車種の場合などは、事故車であっても意外な高値がつくこともあります。