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ハスクバーナの種類と特徴

ハスクバーナのバイクの特徴とは?

ハスクバーナ(Husqvarna)はもともとはスウェーデンのメーカーで、バイクだけでなく建設機械や農林・造園機器を作っているメーカーです。
ただし、バイク製造部門はピエラ・モビリティAGを親会社とした「ハスクバーナ・モーターサイクルズ」として活動しています。
この建設機械メーカーによって製造された歴史、が現在でもハスクバーナのバイクの特徴に受け継がれています。

1930年代頃からモーターサイクルスポーツの分野にも積極的に参戦するようになり、とくにモトクロスの世界で非常に優れた結果と高い評価を得ることに成功しました。
現在でも、「オフロードに強いタフなバイク」というイメージと強みを活かしたバイクづくりが行われています。

もともともはスウェーデンのメーカー、その後バイク部門の売却によって親会社の国が何度か変わりましたが、スウェーデンのメーカーとしての特徴や魅力も現在まで受け継がれています。
北欧のイメージを連想させるシンプルながら洗練されたデザイン、見た目の派手さを追求することなく実用性と耐久性を重視しつつもそこかしこに高級感や重厚感を感じさせる、そんなシックな印象が世界的に高い評価を得ています。

2010年代後半頃から再評価の波とも言えるものが到来しており、販売台数・売上ともに好調な成績を残しています。
ここ日本においても多くのファンを獲得しています。
このような実績と歴史を誇っている世界的なメーカーであるにも関わらず、あまり広く名前が知られていない印象があるのは、このバイクはオフロードの分野で人気が高く、あまり街では見かけないというのもあるのでしょう。
そのため、トレイルランやオフロード競技などが行われている場所へ行けばハスクバーナのバイクを見かける機会があるかもしれません。

ハスクバーナを代表するバイク

ハスクバーナを代表するモデルとなると、やはりオフロード系がずらりと並ぶことになります。
モトクロスではCRシリーズとTCシリーズが双璧の存在となっています。
エンデューロにおいても根強い人気を持つモデルが揃っており、WRシリーズやXCシリーズ、701エンドューロなどが挙げられます。

2023年に新たに投入されて話題になったものでは、ネイキッドモデルの「ヴィットピレン」と「スヴァルトピレン」があります。
これらのモデルでは、クラッチ操作を必要とせずに変速が可能なイージーシフトやアジャスタブルサスペンションといった最新の技術が投入されて話題になりました。

一部では「デザインがちょっと無難すぎる」「もう少し派手さがほしい」といった声も聞かれハスクバーナですが、タフなシチュエーションのオフロードではそういった面よりも実用性を重視したシンプルなデザインが求められる面もあるのでしょう。
その意味でも、「選ばたれ人たちから選ばれるややマニア向けのバイクブランド」といった面を持ち合わせたメーカーなのかもしれません。