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危険な運転はやめよう

手放しやウイリーは道路交通法違反です!

前輪を挙げて後輪のみで走行する「ウイリー」は見栄えがすることもあって、運転が得意な人、運転が得意なことを見せびらかしたい人がしばしば行います。
あるいは、自転車のように手放し運転を行う人もときどき見られます。
こうした行為は、交通ルール上では道路交通法違反と見なされるので注意が必要です。

バイクでは「危険運転」という概念が存在します。
公道において周囲の人たちに危険を晒す恐れがある運転をしてはならないことになっており、ウイリーや手放し走行はその危険運転に該当するのです。
具体的には、道路交通法の第七十条、安全運転義務違反に該当します。

手放し運転の場合、見るからに危険なのが誰の目にも明らかです。
しかも自転車とは違ってエンジンで走ってますから、バランスを崩した時に本人が転倒して怪我をするだけでは済まず、周囲の人達を巻き込む事故を起こしてしまいかねません。

ウイリー走行の場合、まず急加速する必要があるため、前方に歩行者や車が急に現れたときに対応できません。
しかもバランスを保つためにスピードを維持する必要があるうえに、前輪を持ち上げた状態なので前をよく見えないため非常に危険な状態になります。
こうした状況から見ても、手放しやウイリー走行は危険運転とみなされ、道路交通法違反として取り締まりの対象となるのです。
ウイリー走行を公園などで行っている人も見られますが、これも危険なので避けましょう。

動画サイトで摘発されるケースもある!

これらの走行は、周囲に人がいることで危険度が増します。
そうなると「人がいないところなら大丈夫だろう」と思って、人気がないところで練習や走行する人も出てくるものです。
道路交通法に違反していても、周囲に誰もいない、警察官もいない環境ならバレないだろう、と油断して走行するケースも考えられます。

しかし近年では、動画サイトを通して摘発されるケースも出てきています。
こうした見栄えのする走行をする人は、自分のバイクテクニックを誰かに見てほしいという承認欲求を持つことが多く、自分で撮影した動画を動画サイトをアップすることもあるのです。
この動画が警察の目に留まって後日摘発される、ということも起こりうるのです。

見栄えのするテクニックで、手放し&ウイリー走行をした動画が評判を集めれば集めるほど、警察の目に留まる可能性も高くなり、摘発される可能性も高くなることになります。
承認欲求が、自分の違反行為を広く拡散させてしまう結果をもたらすわけです。

自分で撮影した動画を手軽にネット上にアップし、自己アピールができる時代になったことで自分の首を締める結果をもたらすケースも増えています。
人がいる場所であろうとなかろうと迷惑行為やルール違反はしない、バイク乗りの最低限のマナーとして踏まえておきたいところです。