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ヘルメットの選び方

ヘルメット

安全性を確保するためのヘルメット選び

バイクに乗る時には排気量に関わらず必ずヘルメットを着用しなければいけません。
これは道路交通法によって明確に定められている事項ですので、もしヘルメットなしでバイクに乗車しているところを取り締まられたら、交通違反として切符を切られ減点を受けることとなります。

ちなみにノーヘル運転は「乗車用ヘルメット着用義務違反」とされており減点は1点で反則金規定はありません。
他の違反項目と比較してヘルメット着用義務違反の処分は甘いように感じますが、これは周囲の危険というより本人の身に危険があるものであるからです。

バイク事故で最も怪我をしやすいのは脚部、次いで腕部、その次が顎部です。
バイク走行中の事故でのほとんどが転倒によるものですが、このとき地面に打ち付けられる割合が多い頭の部分は顎ということがわかっています。

また割合としては低くても頭部というのは人間の体にとって非常に重要な器官であることから、打ちどころが悪いために一度の事故で生命を失ったり、一生残る障害を負ったりしてしまうことがよくあります。

ヘルメットは自分自身の身を守るために絶対に必要なものであるということを忘れず、毎回しっかり正しく身につけてから乗用するようにしましょう。

バイクのヘルメットには大きく「ジェット型」「フルフェイス型」「オフロード系」の3つの分類があります。
このうち最も信頼性が高いのは「フルフェイス型」となっていますが、きちんとしたメーカーの製品であるならば顔の前面が開放されている「ジェット型」でも十分安全を確保することができます。

ヘルメットの規格とメーカー

現在日本にあるバイクショップで販売されているヘルメットは、安全規格基準を満たしたものとなっています。
バイクのヘルメットの規格は複数の団体が実施しているのですが、そのうち強制規格として必ず満たすものとなっているのが「PSCマーク」および「SGマーク」です。

この2つのマークはアルファベットの「PSC」「SG」をロゴにしたシールが添付されることで証明されており、このシールがないヘルメットは国内で販売してはいけないと定められています。

ただしこの2つの基準はあくまでも最低限のものとされているため、他にも任意基準としてより高度な安全性を証明する規格がそれぞれの団体から提供されています。
代表的なものとして「SNELL(スネル)」や「JIS」「Arai」といったものが国内販売のヘルメットでよく見かけれます。

個人輸入などで海外制のヘルメットを購入するとこの規格を満たしていないため、安全性が十分ではないということがあります。
バイク用ヘルメットに関しては日本メーカー製品は世界トップクラスの品質として評価をされているので「アライ」や「SHOEI」「OGK KABUTO」といったところのものなら間違いありません。