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正しいライディングフォームについて

体への負担を減らすライディングフォーム

バイクに乗るときのライディングフォームは重要であり、正しいフォームでないと、バイクの操作に影響を与えることもあり、また不自然な姿勢だと体にも負担を与えます。

・側面

尾てい骨が付いた骨の仙骨を起こした上体でシートに座ります。
この骨がわかりにくい場合は、へそを前に突き出し、軽く胸をはるようにします。
つまりは、背中を伸ばしてシートに座り、猫背にならないようにしましょう。
背中を伸ばせば、姿勢が良くなり背筋などへの負担も減り、何よりも見た目が良くなります。

逆に猫背にしてシートに座ると、腰への負担は背中を伸ばしたときよりも3倍にも増えます。
内蔵を圧迫し、猫背のままだと背骨も曲がっていき良くありません。
猫背の姿勢は見た目としても美しくありません。
もしも正しい姿勢にして背中を伸ばすと苦しい方は、普段から猫背のままであり、背骨を伸ばす姿勢を続けると、慣れて苦しくなくなります。

・正面

ハンドルのグリップは軽く握り、腕は脇にぴったりとは付けず少し離して、視線を正面に向けます。
力を入れると腕が固まり、ハンドル操作がしにくくなるので、力を抜いてハンドルを握ります。
また足はつま先を前に向けてステップに足を置きます。
足を開いてステップに置くと、バランスが悪くなり操作しにくくなるので、まっすぐに足は置きます。

・背面

背中を伸ばして座ると、後ろから見ても、美しい姿勢になります。
背中を伸ばせば腕も自然にハンドルを握れて、全体的に力の入らない自然なフォームが出来上がります。
足を開いてステップに置くなどすると、曲がるときに足がステップから離れることもあり、危険です。

背中と足と腕を中心にフォームを考え、正しいライディングフォームにして、視線は自然に前を向けましょう。

事故の軽減につながるグリップ

グリップに対しては、45度ほどの角度で外から握ると、アクセルを回せば、両腕を円形にキープできます。
また右肘や右肩が下がらず、力を入れずにハンドル操作をできます。
信号待ちなど、バイクを停止していてもこの状態を確認して維持し、走行中はグリップを握る強さを意識しましょう。
グリップを握らず離さずぐらいの力で握ります。
こうすると、ハンドルに伝わる路面からの情報をすぐに感じられます。
ハンドルを強く握れば、繊細なハンドル操作はもちろん、ブレーキやアクセル、クラッチ操作も滑らかにできなくなります。

グリップに対して、90度ぐらいの角度で握ると、アクセルをひねると右手首や右肘だけではなく、右肩も下がりやすくなります。
スーパースポーツ車でこの握り方をすると、ハンドルを左右いっぱいに切れば手をタンクに挟んで危険です。
タンクに手を挟んでしまい、Uターンの時に転倒することもあります。