1. >
  2. >
  3. バイク免許の種類【原付免許】

バイク免許の種類【原付免許】

honda010

最も簡単に取得できるバイクの免許

バイクを公道で運転するためには乗車するバイクの排気量や区分に適した免許を取得しなければいけません。
バイクの免許は道路交通法および道路運送車両法によって定められており、年齢や適正など条件を満たした人が所定の試験を受けて合格をすることにより免許を取得することができるようになっています。

数あるバイクの免許の中でも最も取得条件がゆるく、試験が簡単なのが原付免許です。
原付免許は50ccまでのバイクにしか乗ることができないという制限はあるものの、通勤通学に気軽にバイクを使いたいという人にとってはごく簡単に取得できるところがメリットです。

取得可能年齢は16歳からとなっており、特に事前に教習所で講習を受ける必要はなく取得をしたい日に最寄りの運転免許センターなどの試験場に行きそこで筆記試験を受けることで可能です。
なお普通免許(自動車)を取得している人ならば改めて原付免許を取得しなくとも公道を原付きで走行することができます。

試験を受けるための条件は年齢の他に「視力が両眼0.5以上であること」や「色彩識別能力」「運動能力」があり、これらは筆記試験を受ける前の検査により判定されます。

試験の後に交通ルールを学ぶ講習を受けます

原付免許の試験は約50問のマルバツ式の試験によって判定をされます。
試験は満点で50点となるように配点されているので、そのうち45点以上を取得することができて合格です。

50点満点中45点というと100点満点のテストで90点以上ということになるのでかなり難しいように思えますが、実際の問題はしっかり事前に勉強しておけば決して難しくはありません。

出題範囲となっているのはごく基本的な交通ルールについてなので、最低限この試験に合格するくらいの知識がなければ公道を走行するのは危険です。

とはいえ全く勉強をしていない人がいきなり試験を受けても合格率は約55%と言われているので、なめてかかっていると何度も落第してしまうことになってしまいます。

試験対策はとにかく過去問を解くということが一番なので、最寄りの試験場で実際に出題された問題を集めた問題集を使用して繰り返し学習していきましょう。
試験は30分と短い時間で行われるので、素早く回答できるようにしておくということも重要な対策です。

筆記試験の合否はその日のうちにすぐにわかるので、合格者はそのあとの安全のための乗車講習を3時間かけて受けます。
講習は試験を実施する都道府県警により行われるので、場所によっては試験前に実施されることもあるようです。
乗車講習を受けている間に免許は発行されますので、講習修了と同時に運転免許証が交付され、その日から原付きに乗ることができます。