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アドベンチャー

アドベンチャーの特徴と魅力

アドベンチャーは、主にオフロードやツーリングで使用することを意識したバイクタイプです。
元々あるラリータイプのモデルと、デュアルパーパスのバイクを融合してできています。

そのため、一応オフロードがメインとはなっていますが、オンロード、特にツーリングでの使用にも適していて、とても汎用性の高いタイプと言えます。
航続距離が長くなっても疲れにくいシート構造や、余裕のあるエンジンと足回りを搭載しているモデルも多く見られます。

アドベンチャーはいろいろな用途に使うことができますが、ライダーの多くがツアラーとして用いている傾向が見られます。
元々はラリータイプの血を受け継いでいますが、オフロードでの使用という意識は少しずつ薄れ、主にツーリング目的としているメーカーが多くなっています。

特にBMWのアドベンチャーバイクを使ったテレビ番組が放映されたことは、このタイプを世界中に知らしめるきっかけとなりました。
この番組では、1,100㏄オーバーのバイクを使い北半球を一周するというドキュメンタリーを敢行しました。

アドベンチャーというな名にふさわしい、タフで挑戦的な旅を実現させたバイクとして多くのバイカーが魅了されることになりました。
ツーリングマシンとしてバイクを持つ人が増えていますので、アドベンチャーはその波に上手に乗り世界中でファンを増やしているのです。

多くのメーカーでアドベンチャーはラリー仕様の度合いを薄めていますが、一部のメーカーでは原点回帰ということでラリー要素を入れ込んだモデルを作っています。
同じタイプではありますが、オフロード用の高い重心ボディーやオフロードタイヤを履き、見た目からもツーリング中心のアドベンチャーとは一線を画しています。

これもアドベンチャーの魅力であり、どちらの目的でも満足させるような応用力の高いタイプと言えるのです。

アドベンチャーの人気モデル

アドベンチャータイプを世界中に知らしめた、前述のBMWの「R1150GSアドベンチャー」は、日本でも市販されていて大きな人気を博しました。
テレビ番組で使っていたマシンとは多少の装備変更を行っていますが、ベースは同じで長距離のツアーで余裕のある走りを見せてくれます。

30リットルもあるタンクは一気に長距離を走破するために大きな力を発揮してくれますし、見た目のインパクトにもつながっています。

ラリー要素が強いモデルとして人気なのがKTMのアドベンチャーシリーズです。
オフロード感がとても強く、無駄をはぎ取ってアグレッシブなイメージを作り上げています。

また、450㏄という排気量と軽量ボディーの組み合わせによって生まれるライトな走りも人気を呼ぶ理由となっています。
走破性がとても高く、まさにどんな道でも難なくこなせる一台に仕上がっています。